米国にいながら3週間で日本の外資企業に内定できた理由【Fuさん29歳】

利用者インタビュー

Fuさん(29歳)
専門学校卒業後、外資系企業のバーにて、任せられるポジションもどんどん上がり順調にキャリアを積んできたFuさん。一方で、「もう一度アメリカに行きたい」という思いが高まり、退職を決意しオペアプログラムで渡米。最初は帰国に対し前向きになれなかったFuさんですが、第一志望の企業に出会い、本格的に就活を始めてから約3週間で内定を獲得!そんなFuさんの留学中の思いや就職活動についてお伺いしました。

Fuさんについて

プロフィール
専門学校卒業後、イタリア企業のバーラウンジにて5年間勤務。退職後はオペアとして渡米し、アメリカ国内でパンデミックを経験。2年半アメリカ滞在では、語学力だけでなく打たれ強さも身につける。
そして、アメリカ滞在中に見事第一志望から内定を獲得。

順風満帆だった社会人生活を捨てて留学を決めた理由はなんですか?

2010年に経験したアメリカ留学からずっと、またアメリカで生活したい(もう一度ホームス テイがしたい)という気持ちがありました。

しかし稼ぎが0の学生留学はもうできない、でもアメリカ以外の海外 (他の国でワーホリ)という選択肢が考えらない・・・と悩んでいた時に、オペアプログラムを見つけました。

不安や悩みなどはほぼなく、年齢制限があったこともあり、すぐに行動に移しました。

留学中の過ごし方や経験談をおしえて下さい。

オペアプログラムはホームステイをして、そのファミリーの家に住みながらその家族の子供の面倒を見る、いわば住み込みのベビーシッターです。

仕事内容はファミリーによって全く違うのですが、私のファミ リーの場合は、子供が学校に行っている間は自由時間だったので、その時間を利用して勉強したりカフェに行ったり近所のオペア友達とランチをしたりしていました。
最初の留学時は日本人の友達とよく遊んでしまっていたので、今回は日本人の友達はあまり作らず、 現地のアメリカ人の友達や、海外のオペア友達と遊ぶようにしました。

コロナが始まる前は週末を利用して、アメリカ国内旅行を月一ペースで行ってました。
日本からわざわざ行かないような場所も、アメリカ国内に居るからこそたくさん行けて、とてもいい経験になりました。

海外生活で大変なことはありましたか?また、どうやって乗り越えましたか?

コロナが始まってからはホストファミリーの両親共に在宅ワークになり、子供たちも学校がなく なりオンライン授業になり、私を含め家族全員が一日中家にいるため、プライベートと仕事の境 界線が曖昧になったことが一番大変でした。

その時は同じ悩みを抱えるオペア同士で電話で励ましあったり、少しでも空いた時間で散歩したり、気分転換をするようにしました。外出禁止のオーダーが出てたりと、色々と制限がかかっている状況でしたが、その中でもできることを探して乗り越えました。

留学での生活を終えてご自身の中で変わったことはありますか?

元々意見ははっきり言うタイプではありましたが、もっと自分の意見を自分から述べるようにな りました。

自分が悪くないのに “とりあえず” では謝らない。
良くも悪くも日本人らしさは、かなり減ったと思います。笑

帰国前の心境をおしえてください。

正直言うと内定をもらう前は本当に帰国したくなく、アメリカに留まれる手段はないか、模索しながら悩んでいました(笑)

ですが今は素敵な企業から内定を頂き、以前ほど帰国したくないと思うことは減りました。
以前は、「帰国する理由」や「やりたいこと」が見つからなかったため、闇雲に帰国を拒んでいたのだと思います。

今は自分を必要としてくれる企業があり、帰国する意味を見つけられたので、後悔なく帰国できそうです!

前職を離職したときは、この海外生活が”ブランク”と呼ばれること、またそのブランクがどれほど再就職に影響するかなんて全く考えていませんでした。なので、離職して海外に行くことに対して抵抗も不安も無かったですし、むしろ20代のうちにもう一度海外経験ができるチャンスがあるのに、行かないなんて選択肢の方が、その当時の私には無かったです。

結果カリフォルニアには2年半いましたが、自分の中では長い人生の中の”たった”2年半。
ですがこの就職活動をしている中で、その2年半が世間的に見ると自分の感覚と同じ”たった2年半”では無かったことに気付かされました。 

留学後の活動について

帰国キャリアドットコムを利用したきっかけはなんですか?

まだまだ帰国は先だと考えていたけど、嫌でもVISAの有効期限は切れてしまう。
少しづつ企業は見始めてみようと思っていた時に、”英語 転職”で検索した際に出てきたのが「帰国キャリアドットコム」でした。

新卒採用の時も内定が早かった事もあり、就職活動の経験値がかなり低く、自分の力だけで日本での再就職をするのは限界があると思っていたので、きちんとパーソナルに向き合ってれるエージェントを通すのは自分にとってメリットしかないと思ったからです。

利用される前までは就職活動に関してどう思われていましたか?

正直、就職活動をした経験が少ないので、ただただ「めんどくさいなー」と漠然と思ってました。笑
色んな意味で日本人離れした自分が、本当に日本でまた働けるのか、自分を雇ってくれる企業な んてあるのかと、不安ばかりでした。

帰国キャリアドットコムさんを利用する前までは、自分が今やっている海外経験が企業からブランクと呼ばれるなんて知らなかったため、そのブランクに関する不安は全く無かったです。笑

未経験の職種で外資系企業に挑戦された理由はなんですか?

新卒での就活の時から、自分は日系企業には向いていないと、なんとなく思っていたので、外資系企業に”挑戦した”と言う感覚はなく、自分の性格に合う企業“たまたま外資系企業”だったんだと思ってます。

未経験の職種ではありますが、自分の経験が活かせる職種だとも思っているので、これも、”新た に挑戦!” と言う感覚はありませんでした。

実際にキャリアチェンジを目指しての就職活動を始めてみて、不安や心配はありましたか?

キャリアチェンジでの就職活動で不安というよりは、就職活動の全てにおいて不安がでてきました。

パソコンは壊れている、またリクルートスーツなんてなく、履歴書用の写真を撮れる場所も服もない、と言ったマイナスからのスタートだったので、就職活動を開始するためのスタートラインに立つまでの間にも不安がかなりありました。笑

色々やっとこさ揃え、いざ書類準備を始めて見ると、履歴書はまともに書けない、また自分のキャリア紹介、志望動機は愚か、自己紹介すら最初の面接対策ではまともに言えませんでした。

有難い事に序盤で素敵な企業を紹介していただけたので、初めての面接が本命ということもあり、慣れていない中でのインタビューはかなり不安でした。

カリフォルニアにいて、日本帰国前に内定を獲得しましたが、秘訣や自身で取り組んだことなどあれば教えて下さい。

個人的な秘訣は短期集中!!
これは自分の性格上、長期戦は向いていないというのは自分が一番わかっていたので、もう二度と就活はしないつもりで企業研究しました。

企業研究を本気でやったのは一度目の面接対策でボロボロだったからですが、、、笑

でも、自分だけで就活をやっていたら、絶対に今頃まだ就活してると思います。

自分の履歴書、職務経歴書を添削してくれる人がいて、自分に合った企業を紹介してくれるパーソナルなエージェントがいてくれ たからこその内定だと、本当に心の底から思ってます!

また、これはやりたくない・あれは欲しいなどと、かなりわがままを言い、企業に対してとてもピッキーだった私に根気強く企業紹介をしてくださった担当者の方には、本当に感謝しております!

そしてやはり履歴書等の添削は、プロだなと本当に感動いたしました。

自分だけだったら、あんなに綺麗な志望動機や自己紹介等は書けなかったと思います。

最初の一社目、しかも第一志望に受かった感想と、留学生へのアドバイスをお願いします。

とにかく受かった感想は、”一安心”につきます。

そもそもかなり序盤でこんな素敵な企業を紹介してもらえたこと自体が、かなりラッキーだったと思ってます。

有難い事に一社目で内定をいただけたので、これといった対策はあまり言えませんが、その企業のホームページはこれでもかというほど余す所なく読みました。

恐らく関係ないであろう海外支店の話から、その企業が行っているボランティアなど、少なくともホームページに載っている情報は知っているようにしました。

(結果、「ホームページは見ましたか?どうでしたか?」と言ったホームページに関することをインタビューで聞かれたので、やっていて本当によかったです。)

私自身、海外生活は”ブランク”とは思ってなかったですし、今でもこの自分の経験はマイナスには 捉えてま せんが、おそらくそれをマイナスと見る企業も数多くあるのかと思います。

ですが私は、この2年半をいかにメリットになるかを伝えてみた結果、これをプラスと捉えてくれる外資系企業からご縁をいただきました。

もしまだこれを読んでいるあなたが、留学中・もしくは前なら、自分がこれから行う海外生活を誰がどう見てもプラスなイメージにするべく、今からでも少しづつ、自分が日本ではなくこの”海外生活”でしか得られなかったものに関して、深く考えてみてもいいかと思います。 

就活中のコロナの影響やコロナ禍での就活で感じた事を教えて下さい。

正直やはりまだ全ての企業や職種が採用を開始している訳ではないんだと感じました。

当初自分がやりたいと思っていた職業は、コロナの影響で採用の目処は立っていないとのことでした。ですがマイナス面だけではないとも思います。

特に私は海外からの就活だったので、オンライン面接が絶対条件でした。
これはパンデミック前だったら、できていなかったかもしれません。

またこのパンデミックが始まってからは、これからの企業のあり方や働き方等を考え直すきっかけとなり、今までは考えていなかった職種に視野を広げることができ ました。

ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?

長いようで短い就職活動でした。
帰国キャリアドットコムさんに連絡してからは1ヶ月半ほどですが、本腰入れてきちんとやったのは3週間くらいだったと思います。

帰国前からの就活で不安もありましたが、想像以上にオンライン面接はやりやすかったです。
緊張はもちろんしますが、慣れ親しんだ家でできるので、企業にわざわざ出向いて行う面接より ずっとリラックスしてできたと思います。

今後の目標を教えて下さい

今の語学力を日本にいても維持し、向上し続けることが目標です。

また仕事を通じて日本の良さを、海外の方に少しでも多く知ってもらえたらと思います。
あとは貯金をすることです。笑

これから就職活動・転職活動をする人に一言!

就職活動は結局はご縁だと思っています。

私は自分がやりたいと思っていた職業は、コロナの影響で採用の目処が立っていなかったため、本当ゼロからの就活でした。

次に自分がやりたいことも、自分には何ができるのかもわからず何もない状態でしたが、結果自分がやりたいこと、できること、自分の経験が活かせて、尚且きちんと自分がここの企業に行きたいと思える、第一希望と呼べる企業に出会えました。

正直これは本当にご縁とタイミングということに尽きるかと思います。
きっと企業と自分にとってそれぞれのベストなタイミングで巡り合わせがやってくるのだと思いますので、もしなかなか決まらずに悩んでいても、不安になりすぎない事が大切かと。

あとは自分の経験に自信を持ち、自分自身でそれを一番肯定してあげてください!

担当コンサルあとがき

Fuさんとの初めての面談では、人間力あり、コミュニケーション力が高い方だと思いました。
当初は就職(帰国)にネガティブだったため、就活にきちんと向き合ってもらうため、あえて厳しくトーンを落として面談した記憶があります。

実際に就職活動を始めてからは、企業研究・面接対策を重ね、とても努力をされました。一緒に対策を重ねていくうちに、どんどん志望度が上がったのを覚えています。

また、私に言われたダメ出しを分析し、改善する能力も高く、後半は準備からも志望度が伝わりました。就活当初は就活に向き合う姿勢がまだできていませんでしたが、素直に成し遂げた最後にはピカピカになって内定をゲットしました。

就活に前向きになれない人も、Fuさんのように未来が見えればワクワク楽しく準備できます。
是非、皆さんにもそんな経験をしていただきたいです。

今後のFuさんのご活躍を楽しみにしています。また、お話聞かせてくださいね!

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