就職活動・転職活動に重要なWill・Can・Must

履歴書・職務経歴書

就職活動を行う際、
企業から求められたいという思いから、
ついつい「自分には何ができるか」ばかりアピールしてしまう方が多くいます。
しかしそれでは、

  • その後どのような活躍をしてくれるのか
  • なぜうちの会社でないといけないのか

を十分伝えることが出来ず、結果、行きたい企業に思いが伝わらないということがあります。
自分にとって最善のキャリアを選ぶためにも、新卒だけでなく、社会人経験のある方もしっかり自己分析をしていきましょう。
今回は、就職・転職時に役立つ【Will, Can, Must】の自己分析フレームワークをご紹介します。

就職活動・転職活動に重要なWill・Can・Must

Will, Can, Mustはその言葉の通り、

  • Will:どうなりたいか、なにがやりたいか
  • Can:何ができるか、どんな素養があるか
  • Must:求められていること、やらなくてはいけないこと

です。
この3つは就職活動・転職活動の軸になるため、留学中に時間をかけてしっかりと言語化していきましょう。
では1つずつ細かくご説明します。

Will:どうなりたいか、なにがやりたいか

Willに関しては短期(次のキャリア)・中期(3年後・5年後)・長期(将来どうなりたいか)の3つを考えましょう
考える順番としては、長期→中期→短期です。
企業がよく聞く
「5年後どんなスキルを身につけておきたいですか?」
「10年後どうなっていたいですか」などはまさしく、
目標設定をして自ら進んで成長していこうとする意欲があるかをみるために使われる質問です。
また、面接で自分の将来像を共有することにより、企業側にもあなたの今後の成長をイメージしてもらいやすくなります。

余談ですが、私たちに相談してくれる方の中には、帰国後一度仕事をスタートしたものの再度就活をやり直したいという方もいらっしゃいます。
帰国後の就活では、周囲からの視線や金銭的なプレッシャーから、先を見据えないまま「今できること」や「今関心があること」だけにフォーカスしてしまいます。その結果、数ヶ月立ってから「あれ?何がしたかったんだっけ・・・?」と悩んでしまうんですね。
そうならないために、就職活動・転職活動を本格的に始める前にキャリアの逆算をしておきましょう。

Can:何ができるか、どんな素養があるか

Canは「今あなたができること」です。
例えば、営業やデザイン、企画、語学力といったといったこれまでの経験で培ってきたものから、本来のあなたが持っている資質まで、多岐にわたります。
Canをまとめるときは、まず大枠のスキルから書き出し、細分化していきましょう。

  • 営業経験3年
    • 提案営業で培った高いヒアリング能力
    • 顧客目線での資料作成能力など
  • 語学力TOEIC880
    • ヒアリング・スピーキング:英語での電話対応・プレゼンテーション経験
    • リーディング・ライティング:契約書の確認及び作成、メール対応など
  • 性格
    • 物怖じしない性格
    • 細かなことによく気がつくなど

など自分自身の特徴も振り返ってみてくださいね。

Must:求められていること、やらなくてはいけないこと

Can, Willに関しては自分に矢印が向いていますが、Mustは企業側に矢印を向けます。
就職活動・転職活動は企業とのマッチングであり、自分がやりたいからというだけでは成り立ちません。
企業がどんな人を必要としているか、スキル面と性格面の両方を事前にしっかり調べる必要があります。
求人票の必須条件をみて安心するのではなく、WEBサイトや企業のインタビュー記事からどんな人が活躍しているのかを予測し、Mustを書き出していきましょう。

Will, Can, Mustの重なりを意識する

「will・can・must」の3つの円が重なった部分にフォーカスしてみましょう。
3つの要素が重なっている範囲内の

  • 自分のやりたいこと(will)であり
  • 自分ができるスキルや経験を保有していること(can)であり
  • 会社からも要望されている仕事内容(must)である
    ということになります。


やりたいことだからモチベーションも高く保てるし、求められていることが自分のできることなので成果も上げやすい。
この重なった部分に当てはまる仕事が、あなたにとってベストの仕事です。
入社後やりがいを持って活躍していくためにも、事前に「will・can・must」の洗い出しをしっかりしておきましょう。

留学・ワーキングホリデー後の就職活動や再就職に悩んだら帰国キャリアドットコムにご相談下さい!
しっかりとしたヒアリングであなたの次のキャリアを応援します。

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