Mitsukiさん(28歳)
航空関連の会社を退職後、ワーキングホリデー制度を利用し、トロントへ留学に行ったMitsukiさん。コロナによってでできた時間を利用し、留学中にプログラミングを習得。帰国後はIT企業にてインターンをしながら同時に就職活動を行い、見事第一志望の内定を獲得されました。今回はそんなMitsukiさんの留学・就活についてお話を伺いました。
Mitsukiさんについて
プロフィール
大学時代から2度の留学を経験。大学卒業後は、航空関係の会社に就職したものの、海外の会社とやり取りする中で、「外国の会社で実務経験を積みたい」と考えカナダへ。実際に現地の企業にて顧客データ管理の業務を行っていましたが、コロナの影響でロックダウンに。できた時間でプログラミングを勉強し、帰国後はIT企業にエンジニアとして就職。
留学前は何をしていましたか?
大学では2度留学を経験し、その流れで航空業界に入社しました。
業務内容は旅行会社向けの航空券予約端末システムの企画・運用で今思えばIT業界に近いところにいました。
留学に行こうと思った理由はなんですか?
学生時代にトロントに1ヶ月語学留学したのですが、そこでの経験が素晴らしすぎて、自分の中で忘れ難いものになってました。
いつかまた行きたいと思いながらも就職しましたが、その想いは消えず、気づいたら退職届を出してました笑
留学中どんなことをされましたか?
学生時代に留学はしていたので、「英語を話せるようになる」より「英語力を活かした経験を積みたい」と思っていました。
留学中はTESOLという、母国語が英語ではない人への英語教授法を1ヶ月間学びました。
その後現地の日本企業のオフィスとご縁があり、数ヶ月間そこでオフィスワークをしながら、現地の労働文化を学びました。
留学中の困難や苦労はありましたか?
いわゆるエージェントを使っていなかったので、住居探しなど生活に関することを全て、自分ひとり英語でやったことは苦労しました。
オフィスワークを目指していた就職活動もなかなか厳しく、最終的にはご縁があり現地の企業に就職できましたが、もしダメならラーメン屋で働くしかない状況でした。
決まった職場は家から片道2時間の場所にあり、真冬のトロントで毎朝5時起きしてたのは辛かったです。
それをどう乗り越えたかは覚えていませんが、常に「5年後には笑い話になる」と言い聞かせてました。
帰国前の気持ちを教えてください
正直コロナ禍でロックダウンを経験してたので、帰れるとなった時はホッとしてました。コロナがなければまた気持ちは違ったと思います。
留学中のプログラミング学習について
留学中プログラミングスクール「リトルハッカープラス」にてプログラミングスキルを習得されたMitsukiさん
留学中にプログラミング学ぼうと思った理由をおしえてください
コロナの影響でロックダウン生活を余儀なくされました。せっかく海外にいるのに家で時間を無駄にしていくのが嫌だという気持ちが1番でした。
その上で日本に帰国して就活がスムーズに進むスキルはなんだろうと考え、プログラミングを学ぶ決意をしました。
実際に勉強してみていかがでしたか?
先生の教え方が上手なのもあって、すぐに理解できました。学生時代の理系科目はダメダメだったので不安でしたが、その知識は必要ないと思いました。
担当講師からMitsukiさんはとても優秀な生徒だったと伺っていますが、プログラミングを学ぶ上で工夫されたことはありますか??
授業の内容はその日のうちに復習することを心がけました。例えば授業中に先生と一緒に書いたコードは文言や数値を変えて自分ひとりで書いたりしてました。
あとは分からない部分はすぐ聞く事ですね。
就活について
帰国キャリアドットコムを利用したきっかけはなんですか?
コロナ禍で不安のあまり片っ端から調べて、留学生向けエージェントということでお電話したのが始まりでした。
利用する前まで就活についてどう感じておられましたか?
1年9ヶ月で新卒の会社を辞めていたこともあり、普通の状況でも苦労するだろうなと思っていたので、コロナのせいで路頭に迷うのではないかと思っていました。
帰国後すぐに内定を獲得されましたが、内定を蹴ってエンジニアとしてのインターンを決意された理由はなんですか?
そもそもエンジニアが向いているかどうか見極めてみたい気持ちが大きかったです。
後付けになってしまいますが、インターンで「エンジニアの仕事はコードを書くだけではない」事、「何より大事なのはコミュニケーションを取る」事を前もって学べたのは利益になりました。細かいところでは各ツールの使い方(Slack, Torello, GitHub)も学べたのも良かったです。
インターンを行ったことで、就活に対する思いなどは変わりましたか?
最近はスクールや独学で学んで転職する方が増えているので、実地経験をアピールできるようになったのが自信に繋がりました。採用者の方が未経験者に対して抱いている不安要素を減らせたなと思っています。
エンジニアとして初めての就職活動でしたが、その時の心境を教えて下さい。?
未経験エンジニア枠で就活していたので、すぐ決まらないことに焦りはありませんでした。自分のアピールポイントは理解できてたつもりなので、そこを受け入れてくれる会社が見つかればいいと思ってました。
最後は2社ほぼ同時期に内定を獲得しましたが、その時の気持ちを教えて下さい
2つ内定がある中で、どちらにしても得られるものはあるし、どちらにしても悔いが残る可能性があると理解していました。
そんな中、今の会社でWeb面談をした時にとても感触がよく、内定をいただき、提示頂いた条件も良かったので即決でした。
コロナ禍での就職活動。ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?
コロナの影響で面接や説明会はほとんどリモートだったのでやりやすかったです。
落ちた企業も、「コロナ禍だから落ちた」という感覚はありませんでした。あまり気にせず転職活動に臨んでました。
結果的に2つの対照的な企業で迷うという贅沢な悩みだったので、うまくやれたと思います。
就職して半年が経ちました!
現在はどんなことをされていますか?
今も変わらずRubyエンジニアとして働いています。現在携わっているのは教育機関向けの電子書籍ECサイトサービスです。クーポン引き換えで商品を引き換える開発を行っています。
実際にエンジニアとしてお仕事されていかがですか?
学ばなければならないことが無限にあり、分からない事の方が多いのがデフォルトな仕事なので、自分が辿り着きたい理想と現実の差に心が折れそうになる日もあります。
それでも勉強した分、失敗した分は必ず身に付き成長できる分野ではあると思うので、どんどん敵が強くなる少年マンガの主人公になったような感覚で日々生きています笑
今挑戦されていることはありますか?
Rubyの資格を取ることに加え、 AWSへの知見も増やしていこうと思っています。またJavascriptやTypescriptなどフロント側の勉強もしています。
業務以外では筋トレをして体を絞っています笑 来年夏にはいい腹筋をつけていきたいです。
そして海外も来年には行けたらいいな!
これからの留学生へのアドバイスを教えて下さい。
コロナ禍で色々難しくなっている今の状況は本当に辛いだろうと思います。私も会社を辞めてまで挑戦したワーホリがコロナのせいで違っていたらと思うと身が捩れる思いです。
ですが、海外に出て何かを経験したいと思い立ったその心の火は、燃やし続ければ必ず次の新しい夢や希望につながると思います。
その思いは捨てず、前向きに挑戦していただければと思います!!
またやるからには必ず目標をたて、意義のある留学にするのが1番大事だと思います。
入社後の目標や夢はありますか?
今はエンジニアとしてどんどん成長して、将来は英語教育のwebサービスを自分が提供できるようになりたいです!!
これから就職活動をされる方に一言!
コロナの影響もありスムーズには行かないかもしれませんが、自分が自分を信じれなくなったらおしまいです。前向きに、必ず1日1回は自分自身を褒めてあげながら就活に臨めばいいと思います!
担当コンサルあとがき
Mitsukiさんと初めてお会いしたのは、まだプログラミングを始めたばかりの頃。ロックダウンにより、気持ちがふさぎ込む方も多い中、Mitsukiさんは「この時間を活用したい」と常に前向きで、こちらまで元気をもらえました。
エンジニア未経験ながら内定をすぐに内定をもらえたのも、Mitsukiの持つ向上心が伝わった結果だと思います。
エンジニアに関わらず未経験の仕事に挑戦する場合は、「どんな経験が活かせるか」も大切ですが、「そのために現在何を行っているか」が重要なポイントです。
これから新しい分野で活躍したいと考えている方は、ぜひ就職活動前から行動してみてください。
グッと世界が広がりますよ!
Mitsukiさん就職後も定期的に「今はこんなことをやっています」とご連絡をいただき、どんどん新しいプロジェクトに挑戦している姿をみて、感動しております。
Mitsukiさんなら世界中どこに行っても活躍できるはず!これからも応援しております。