海外経験すべてを武器に!パイロット教官から留学エージェントへ【Mikioさん26歳】

利用者インタビュー

Mikioさん(26歳)
日本の高校を卒業した後、アメリカの大学に進学したMikioさん。大学卒業後は米国航空業界での人材育成の仕事(パイロット教官)として勤務されましたが、コロナをきっかけに日本での就職を決意!そんなMikioさんの海外経験や就職活動についてお伺いしました。

  1. Mikioさんについて
    1. 留学中に身についたと思うことはなんですか?
    2. パイロット教官とは珍しい経歴ですが、目指された理由はなんですか?
    3. 海外生活で大変なことはありましたか?また、どうやって乗り越えましたか?
    4. ネイティブ相手に教官をする難しさ・困難・喜び・達成感等を教えて下さい。
    5. 帰国前はどんなお気持ちでしたか?
  2. 就活について
    1. パイロット教官を辞めて日本で就職しようと思った理由は?
    2. 帰国キャリアドットコムを利用したきっかけはなんですか?
    3. 利用される前までは就職活動に関してどう思われていましたか?
    4. パイロット教官から未経験の業界に挑戦された理由はなんですか?
    5. 実際に就職活動をはじめてみて、不安や心配はありましたか?
    6. 第一志望不採用から一転、別ポジションでオファーされた際のお気持ちを教えて下さい。
    7. 書類は複数社通過しましたが、実際には本命一社で臨まれましたね。その時のお気持ちを教えて下さい。
    8. 就活中のコロナの影響やコロナ禍での就活で感じた事を教えて下さい。
    9. ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?
    10. これから留学される方にアドバイスはありますか?
    11. 今後の目標を教えて下さい。
    12. これから就職活動・転職活動をする人に一言!
  3. 担当コンサルあとがき

Mikioさんについて

プロフィール

アメリカの大学を卒業後、インターンシップを経て約4年程アメリカ西海岸でパイロットの操縦士教官として勤務。国際的なチームワークやコーチング力、人材育成の経験を活かし、アメリカ滞在中に見事、第一志望だった国内のグローバル教育にも強い留学エージェントの内定を獲得。

留学中に身についたと思うことはなんですか?

留学中特に私が一番学んだことは主体性だと思います。
私は幼い頃から性格はどちらかと言うと内向的で、あまり積極的ではなく、普段から部活動や学業などにおいて受け身的な部分が多かったと思います。大学に進学後は自分から行動を起こさないと勉強や生活が出来ない環境でしたので私に一番足りなかった『自分から行動を起こす主体性』を自然と身につける事が出来たと思います。

パイロット教官とは珍しい経歴ですが、目指された理由はなんですか?

パイロットの教官は私が大学生時代にお世話になった教官の憧れもあり目指していた職業でした。

教官の仕事は受け持つ生徒さんのエアマンシップを育てるのが主な仕事内容ですが、日々の安全運航に努める事もとても大事になる職業です。刻々と変化する気象状況を把握し安全に配慮しながら仕事を進める日々はとても大きな責任を伴いましたが非常にやりがいのある仕事でした。

普段の訓練では基礎的な空中操作や離着陸の訓練をはじめ、1日6時間かけて飛ぶ長距離のフライトなど訓練内容も多岐にわたり、気づけば総飛行時間も3000時間を超えていました。その中でも特に思い出に残っているフライトはホーム空港から2時間ほど南にあるクレーター湖の上を飛んだフライトです。標高1800mにある巨大な湖はその迫力と美しさに魅了されました。

海外生活で大変なことはありましたか?また、どうやって乗り越えましたか?

留学中特に苦労した部分はやはり学業面です。私は日本の高校卒業後アメリカに渡米し、語学力も合格ラインレベルギリギリでしたので最初の授業は本当に授業についていくのだけで精一杯でした。

その為、大学の図書館に毎日遅くまで残り授業の準備や復習をする毎日でした。

最初のセメスターは毎回授業後居残り、授業で分からないところをノートにまとめ教授に質問をしたり、週末はクラスメートと一緒に課題に取り組んだりと常に周りの方々の力を借りながら乗り越えてきました。今振り返るともしかしたら周りから『他力本願な奴』と思われていたかもしれません (笑)。

社会人になってからは『教わる側』から『教える側』になり、レッスンプランの作成や上空でのレッスンの仕方に最初の方は難しさを感じました。受け持つ生徒さんの学習の習熟度や操縦技術取得のスピードが違う為一人一人に合わせた教え方や接し方を身につけるのがとても難しく、教育の本や心理学の本を読んだりして自分なりに工夫をしながらなるべく分かりやすい言葉で説明するように心がけました。

ネイティブ相手に教官をする難しさ・困難・喜び・達成感等を教えて下さい。

教官として働いて一番難しさを感じた部分は、言葉で説明するのが難しい時の教え方です。
使う言葉の選択や微妙なニュアンスの違いで、操作手順やこちらが伝えたい内容と微妙に違って相手に伝わってしまったりしたこともありました。そのため特に説明が複雑で理解するのが難しい内容については、飛行機の模型を使ったり動画の資料などを見せながら言葉だけでなく、視覚からの情報も積極的に取り入れながら説明を行うようにしました。

帰国前はどんなお気持ちでしたか?

私は帰国前に本命の企業さんの選考をオンラインで進めており、最終選考を受けるのが決まった段階で帰国をしました。帰国直前は想像以上にバタバタし、前職の引き継ぎ業務や帰国の準備等で思いの外時間が取られました。

また、私は日本での社会人経験が全く無いので、帰国後の対面での最終面接や日本で働くことに対して、帰国日が迫るにつれて期待よりも漠然とした不安の方が徐々に大きくなっていったのを覚えています。

就活について

パイロット教官を辞めて日本で就職しようと思った理由は?

日本での転職を真剣に考え始めたのはコロナのパンデミックで、勤めていた学校が一時的にシャットダウンになった頃です。それまでは他業界でのお仕事はあまり考えていませんでした。

大学卒業後は毎日教えながら飛べる喜びと、担当する生徒さんの成長を側で見守ることがとても楽しく、将来のことはあまり深く考えずただひたすら充実した毎日を過ごしてきました。

現地の教官として働き始めた頃は『今後もこのままずっと海外でパイロットとして勤務できたらいいな』ぐらいしか考えていませんでした。

しかし、航空業界の視界が悪い状況が続き、今後のキャリアをじっくり考える時間が増えていく中で、『航空関係以外のお仕事を経験するのも自分の将来の可能性を広げるいい機会になるのでは?』と考え始めたのが今回の転職のきっかけになります。

帰国キャリアドットコムを利用したきっかけはなんですか?

今回帰国キャリアドットコムさんを利用しようと思ったきっかけは、オンラインで色々と日本での転職エージェントさんを探している時に見つけたのがきっかけです。

利用される前までは就職活動に関してどう思われていましたか?

恥ずかしながら、私は人生で一度も『就活』というものを経験した事がありませんでした。その為やってみたいお仕事や興味のある業種はあったものの、どこから手をつけていいのか全く分からず、転職活動をスタートする前は特にフォーマルな面接に対してすごく高いハードルを感じていました。

特に私が一番心配していた部分は希望する企業さんの面接でしっかり自分の言葉で熱意を伝える事ができるかがとても不安でした。

パイロット教官から未経験の業界に挑戦された理由はなんですか?

私が今回志望したのは未経験の教育業界でした。

元々『人に何かを教える』という仕事は興味があり、前職で教官として教えていた時からとてもやりがいを感じる部分でした。個人的には今までの海外での留学・教官としての経験を活かせる仕事をしてみたいと感じ、留学に力を入れている教育業界の会社を挑戦させて頂きました。

実際に就職活動をはじめてみて、不安や心配はありましたか?

本格的に就職活動をはじめて一番不安に感じた部分は面接対策です。
最初の方は想定される質問やそれに対する受け答えを何度も週末や空いた時間を利用して練習をしました。

書類の準備はそこまで時間がかかりませんでしたが、企業研究は業界全体の状況を理解する為に志望企業以外にも同業他社さんのサイトやニュースをチェックしながら自分なりに研究を重ねていきました。

第一志望不採用から一転、別ポジションでオファーされた際のお気持ちを教えて下さい。

最終面接で不採用の結果を受け取った時は、長い期間準備や勉強をしていただけに、正直精神的に凹みました。

ただ、別ポジションでオファーを下さった時は既にその企業さんで活躍してみたいという気持ちがとても強くなっていたので、二つ返事でオファーを受け取りました。

書類は複数社通過しましたが、実際には本命一社で臨まれましたね。その時のお気持ちを教えて下さい。

本命一社に絞って最後の再選考に望んだ時は少なからず緊張や不安がありました。

もし今回ダメだったらどうしようみたいな感じはありましたが、新しく提案して頂いたポジションも日本での就労経験がない私からするととても魅力的なお仕事でしたし、むしろモチベーションを上げて本社での再選考に臨む事ができたと思います。

就活中のコロナの影響やコロナ禍での就活で感じた事を教えて下さい。

国内外のコロナ情勢は就活を行う中で大きな影響力を持っていたと感じます。
特に海外渡航の制限等の影響を受けた留学業界はコロナの影響を大きく受けたのでは無いかと思います。

ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?

これまでの就活を振り返って思うことは、私の力や過去の経験だけでは今回の内定のお話はきっと頂けなかったという事です。就活を支援して下さった経験豊富なプロのアドバイザーの方や、家族の協力、周りの方のサポートはとても強力なもので、不慣れな日本での就職活動の大きな後押しになったと思います。

これから留学される方にアドバイスはありますか?

これから海外へ羽ばたかれる留学生の方をサポートする立場として、私個人の願いとしては、少しでも多くの若い世代の方に快適な日本での快適な生活環境を抜け、世界で自由に活躍できる主体性や価値観を身につける機会を与える事ができればと考えています。

今後の目標を教えて下さい。

短期的な目標としては日本での仕事を短期間でしっかりと慣れる事です。(笑)

中長期的な目標としては一人でも多くの学生さんに『留学を経験して人生観が変わった』と言われるような海外経験をさせられるような旅の提供をできるように、精一杯留学の魅力を伝えていきたいと思います。

これから就職活動・転職活動をする人に一言!

私は幸運にも1社目で合格を頂けましたので、あまり就職活動に関して大きなことは言えないかもしれません。

しかし、今後のキャリアをしっかりと考えた上で、志望する企業さんでの面接で自分の素直な意見を述べることができればきっといい結果に繋がると思います!

担当コンサルあとがき

これまで多くのキャリア相談・内定のサポートをして参りましたが、経歴がパイロット教官という方は初めてでした。パイロット教官の経歴をどうやってアピールするか、私にとっても挑戦でした。

全くの異業界・異業種への転職となるので、通常の面接対策だけでは、Mikioさんの魅力とやる気が最大限発揮できないと考え、追加資料で「留学x教育」のプレゼン資料を作ったり、新規事業のプレゼン資料を作成いただきました。
プレゼン資料を作成する過程で、志望する企業に感じている魅力やその理由、競合の実態も把握でき、十分な対策と情報量で最終面接まで望めたかと思います。

「コロナ就活」がスタンダードになった今、ネット上には様々な情報が錯綜していますが、どんな方法が合うかは、一人ひとり異なってきます。しっかりとした対策を行えば、コロナ禍であっても、須賀さんのように未経験から第一志望の企業に就職することも可能です。

Mikioさん、就活お疲れさまでした!Mikioさんの今後のご活躍を楽しみにしています。
また、お話聞かせてくださいね!

わたしたちはこれまでの経験から、企業の情報、留学生を採用したいと考える企業の特性を熟知しています。一人ひとりの強みやお人柄に合わせて、一緒に対策を行っていきましょう!
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