ワーホリ経験×前職スキルでキャリアアップ成功 【Natsukiさん25歳】

利用者インタビュー


Natsukiさん
(25歳)

大学卒業後、貿易関係のお仕事を経験した後カナダへのワーホリを決めたNatsukiさん。
留学前からかなりしっかりと調査を行い、留学中はもともと興味を持っていたメディア関係の会社でインターンを行い、ライターとして活躍されていました。帰国後じっくりと就活を進めた結果、キャリアアップを果たすことができました。そんなNatsukiさんのワーホリ生活と就職活動についてお伺いしました。

Natsukiさんについて

留学に行く前はどんなことをされていましたか?

プロフィール
金融機関で約2年貿易業務に従事。日本の商社やメーカーが海外から貨物を輸入する際の決済や貸出業務を行ったり、それに関連するお客様からのお問い合わせにお電話で対応を行う。仕事にも慣れてきたタイミングでキャリアを見直し、ワーキングホリデーを決意。留学前から帰国キャリアドットコムに問い合わせをし、充実したワーホリ生活を終え、就活では語学を活かしキャリアアップを果たした。

カナダにワーキングホリデーを決めたきっかけはなんですか?

新卒時にご縁があった金融業界では、キャリアを描くのが難しいと考えるようになりました。
大学4年生から、とある博物館で海外の方含め来館者向けのボランティアを行っていたので、語学習得を含めて海外で様々な経験をして視野を広げたいと考えてカナダ渡航を決断しました。大学在学時のアメリカ、イギリスへの2度の留学で成長したり視野を広げた原体験も起因していたかもしれません。
カナダに決めた理由は、多国籍国家と言われる通り文化や宗教などバックグラウンドの異なる多くの人々に出会いたい、留学や旅行でも全く訪れたことがなく行ってこの目で確かめたいという気持ちからです。ワーホリという手段を選んだのは、制約があまりないので一番自分の理想の過ごし方に近かったから選びました。

仕事を辞めて留学へ行くことについて葛藤はありましたか?

前例となる友人や知人がいなかったので漠然とした不安はありましたが、過去に留学したことがあったため、海外に身を置くことへの葛藤や周囲の反対はそこまでありませんでした。
一番心配だったのは、一時的に日本社会での就労システムを離脱すること。自分の職務経験が浅いこと、ワーキングホリデーという制度は日本であまり良いイメージがないと考えていたので、帰国した際の転職活動が渡航前から心配ではありました。
渡航後に困らないように、予め数か月のプラン(滞在場所、語学学校など)はイメージを固め、生活に必要な情報もできる限り集めました。英語もオンライン英会話などである程度スピーキングの底上げをし、その結果、語学学校では授業の選択の幅が広がったりしました。

カナダでのワーホリ生活はいかがでしたか?またどんな経験をされましたか?

メリハリをつけていたので、かなり充実していました。
仕事はメディアのインターンとトラベルライターの両軸でした。未経験だったため落ち込むことも多々ありましたが、主体的に動いたり出来事や人々との出会いを通して、貴重な経験をたくさん積むことができたと考えています。ボランティアにも積極的に取り組み、Japan Foundation Torontoでは、博物館でのボランティア経験を活かしてビジターに日本の伝統や文化の発信をしました。単発でも5月のDoors Open Torontoや9月のToronto International Film Festivalに参加し、年次や国籍関係なくかけがえのない友人ができました。隙間時間にはサイト構築やデザインの独学も行いました。
一方休日には、トロント市内の観光地、ナイアガラの滝、オタワ、モントリオール、ケベックシティなどに旅行し、モントリオールの街の綺麗さに惹かれて終盤2か月の滞在を決めました。その他、友人とレストランやカフェ、バーに行ったり、カラオケ、スケート、野球観戦、好きなアーティストのライブに行ったりと趣味も満喫しました。

留学生活で挑戦したことはなんですか?

一つは、失敗を恐れず初めてのことにトライすることです。
仕事のメディアインターンやトラベルライターはライティングもインタビューも未経験だったため、毎回が試練でしたが、やりぬきました。その他、語学学校でプレゼンのクラスを取ったり、外国籍シェアハウスやトロント大学の寮に滞在したりと、他の人があまりしていないことにも積極的にチャレンジしました。
もう一つは、色んな国の人たちと親密になること。
その人の出身国のことや日本をどう思っているのか、その人自身の考え方にすごく関心があるので、英語というツールを活かして、多くの人と深い会話ができたのは自分の自信になりました。自分の考えや日本語や日本文化について意識的に共有した結果、同じコミュニティに属さない人たちとも、国が抱える社会や環境の問題についてまで教えてもらったり、この先もつながる友人ができたりしたのはいい思い出です。

逆にもっとやればよかったと思うことはありますか?

英語のリーディングにもう少し取り組んでTOEICやTOEFLなどで高得点を取っておけばよかったと思っています。就活もそうですが、英語に取り組んだ証として残して損はないと思います。
リスニングは日常生活の中である程度自然に伸びると思いますが、長期で学校に通っていたり試験対策をしない限り、意識的に取り組まないとリーディングが意外と疎かになります。興味のある分野の雑誌や小説、独学の上で必要なテキストは読破できましたが、毎日配信される現地の新聞やニュースを読むなど、いろんな分野のものを読む習慣をつけておけばよかったです。
なので、日本でまた挑戦します。

留学生活を終えてご自身の中で変わったことはありますか?

特段性格に変化はないと思いますが、一つは、精神タフさが身に付きました。
私の場合だとパソコンが壊れて修理に出さなきゃいけなくなったり、交通パスカードを盗まれたりとハプニングだらけでしたが、突発的な事象に対して物怖じせず対応する力がつきました。また、道で遭遇した不動産勧誘を断ったり、家賃交渉を持ちかけるなど、英語で意思をはっきりと伝える力が付きました。
もう一つは、いい意味で拘りがなくなったこと。
仕事や日常生活で国籍が違う様々な人と接することで、生き方や考え方は一通りではないんだと感じました。以前は無意識のうちに、大学に入って会社に就職し、人と同じ道を選ぶことだけが正解だと思ってしまっていたので、その固定観念が解けたように思います。自分が本当に大切にしているものが明確になりました。

カナダでのワーキングホリデーを振り返ってみていかがですか?

決断してよかったと思っています。
たくさんの仲間に出会えましたし、様々な経験ができました。楽しいこと嬉しいことの分辛いこと、失敗したこと、腹が立ったこともたくさんたくさんありましたが笑、行動して後悔したことは一つもありません。濃い一年でした。
個人的にワーホリは語学勉強、仕事のほかにも様々なことに挑戦できる良い制度だと思います。その代わりどう行動してどういう結果に結びつけるかも自分次第ではあります。もし迷っている人がいたら、人生の幅を広げることの選択肢として行く価値があるのではないかと思います。

就活について

帰国キャリアドットコムを利用しようと思ったきっかけはなんですか?

利用していたホームステイのエージェントOverseeさんのサイトで目に留まったのがきっかけでした。転職活動が初めてだったので、帰国後に就職できるのか不安を抱いていたため、退職を決意したあと、担当者の方に在職中から相談させていただいていました。
帰国後の就活はハードになると覚悟していたので、初回のカウンセリングで、現状(渡航前)でどんな心構えをも持つべきか、ワーホリ中はどのように過ごせばいいかなど、キャリアだけでなくあらゆることに関する疑問をクリアにしていただきました。

利用する前まで就活についてどう感じておられましたか?

ワーホリ中の経験に関しては、完全燃焼感があったので心配は特にしていませんでした。
ただ、前職の経験の少なさに関しては、認識する必要があると感じていました。あとは今までの経験を面接でどう伝えればよいか、質問への端的な答え方なども不安がありました。

実際に帰国キャリアドットコムに相談してみていかがでしたか?

利用して本当によかったです。担当者の方に大変お世話になりました。
私の場合は在職中から実際に決まるまで、担当者の方に1年以上にわたって手厚くサポートをしていただきました。メールのやり取りでなく、トロントで実際に会ってカウンセリングしてくださったり、帰国後もお電話にて疑問がなくなるまで対応してくださいました。
また、励ますだけでなく客観的なフィードバックや具体的なアドバイスなど次回につながるような建設的なコメントをいただけたので、対策を立てる上でプラスになりました。

今回の就活での会社選びの軸はなんでしたか?

最初のうちは視野が広がりすぎてカナダでの経験をもとに就職活動をしていましたが、徐々に、自分にできることや経験ベースで、かつ英語を使えることにシフトしていきました。

就活中大変だったこと、悩んだことはなんですか?またどうやって乗り越えましたか?

選ばれようとしてありのままの自分を伝えるという意識を忘れそうになった時期がありました。
企業からの評価は現状として受け止め、経験やスキル、志向性などの事実は事実として変えられないので、伝え方や話し方を変えるなど、工夫できるところを変えました。自分にベクトルが向き「伝えなきゃ」という意識が先行していた節があったので、普段の会話のように自然なコミュニケーションを心がけることで、面接中も楽しみながら突破できるようになりました。
また、帰国キャリアの担当者の方をはじめ友人や家族、先輩など色々な人に相談し、アドバイスを受けるようにもしました。うまくいかないときは友達と会ってたくさん話したり、息抜きして気分転換することも大切だと思います。

留学生活で就職活動に役立ったと思えることはありましたか?

全てです。
特に前職の経験が少なかったので、留学中に意識して取り組んでいたことも無意識に続いていたことも、自分自身のアピール材料として徹底的に洗い出しました。何をしたか、なぜしたのか、逆境をどのように乗り越えたのかは多くの場合で聞かれるので、整理しておいたのはよかったです。ボランティア活動などスキルとしては日本の就職活動では役立たないこともありましたが、行動力やマインドの面で面接の際のネタになりました。
あとは留学生活中の時間のあるときに、帰国までの逆算で自己分析したり、将来何がしたいかなど、過去や未来について考えました。ですが就活は運やタイミングも重要なファクターになると思うので、個人的には、就活で活きるからとあまり意気込んで活動せず、今を楽しむのがベストだと思います。

 

ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?

納得しています。
最終的には前職での経験やスキルもカナダで培ったことも活かせるところに決まりました。業務の中では英語をより使えたり、海外に行くチャンスもありますし、業務を通じて人々の生活を豊かにしていく実感が強く持てると考えています。
長くかかってしまいましたが、この転職活動を通じて、自分がどういう考え方をしているのか、企業は何を見ているのかなど、良い面も悪い面も身をもって感じました。ここでたくさん悩んだからこそ、これからの人生ではプラスになると考えています。

今後の目標や夢はありますか?

自分自身が海外に渡ったこと、日本文化を広げていく活動をしてきたことから、将来的に、国内外の人や文化の交流を創出・促進できる人になりたいと考えています。
個人的な所感ですが、カナダの社会は表層的な部分でなく個人の考え方や生き方にすごく多様性を感じました。海外を取り入れることが全てではないですが、この先日本社会がカナダのようにもっとカラフルになってほしいと思っています。
仕事では物流の面で、前職のスキルを活かして貿易業務の専門性を高めることになります。英語はこれまで通り力を入れたいのと、各国の情勢・マーケットや抱える問題にも明るくなり、業務の幅を広げていきたいと考えています。

これから就職活動をされる方に一言!

就職活動のなかで落ち込むこともあると思いますが、自分の今までやってきたこと、心の声を信じて前進してください。取り繕わず、いかに最大限にあなたの魅力を伝えられるかが大切になってくると思います。一人で悩まず、自分をよく知っている家族や友人、就活やキャリア形成のプロである帰国キャリアの担当者など、様々な人に相談してください。皆さんのワーホリ・留学経験が第二の人生の素晴らしい一歩につながりますように。

担当コンサルあとがき

Natsukiさんに初めてご相談いただいた時は、まだ日本でお仕事をされているときでした。
留学前から帰国後の就職活動を見据えてしっかりと準備をされていて感心したのを覚えています。
実際に留学に行ってからも、インターンやトラベルライターとしての執筆活動、プログラミングやデザインの勉強、旅行など海外生活をめいいっぱい楽しみながら積極的に挑戦を繰り返しておられました。心配性だからこそしっかり下調べをし、持ち前のチャレンジ精神で他の人の何倍も濃いワーホリ生活をおくられました。
それ故、就職活動では自分のどの経験を次のキャリアに活かすべきかとっても悩まれました。
たくさん回り道もしましたが、いろんな会社を見たからこそ、本当に自分の力が発揮できる企業に内定をもらえたのだと思います!
Natsukiさんおめでとうございます^^
これからのご活躍を心より応援しております✨

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