ワーホリ・留学後の就活がなぜ不利だと言われるのか

会社選び・仕事選び

ワーキングホリデーや留学が就職活動・転職活動に不利と言われる理由

みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

  • ワーキングホリデーは就活に不利。
  • 1年程度の留学は就活に有利にはならない。

せっかく希望を持ってワーホリや留学に来たのにもかかわらず、そんなこと言われると不安になりますよね。
 
ただし、知っておかないといけないのは、
ワーホリ・留学経験を活かそうとするあまり、帰国後の就職活動を難しくしている人も多いということです。
例えば、
留学前はTOEIC450点だったけど帰国前には900点まで上げることができた!!
という経験があると英語を使って仕事がしたい!と思いますよね。
 
1年で450点も上げられたんだという嬉しさのあまり、
面接でも「留学で語学力の向上ができたので英語を使って仕事がしたいと思いました。御社がグローバルに展開しているところに魅力を感じました。」とそのまま伝えてしまいがちです。
でもこれ、非常に危険です!!!
面接している側とすれば、ワーホリ・留学でTOEICの成績を上げたから、もしくは現地でアルバイトをして会話力を上げたからといって、自社で活躍ができるという根拠はどこにあるのですか?となりますよね。
 
経団連の調査では17年度の新卒採用の際にコミュニケーション能力を重視すると答えた企業が82%なのに対し、語学力を重視すると答えた企業は複数回答可にも関わらずたった6.6%、留学経験を重視する企業はわずか1.1%でした。

http://www.keidanren.or.jp/policy/2017/096.pdf
 

海外留学に行っている日本人の数と、日本に来ている留学生の数

実際、英語力必須の企業の志望理由で「英語を使いたいから」と言った人は無条件でお見送り・・・となることも少なくありません。
 
文科省の調査によると大学等が把握している日本人の海外留学生は84,456人(2015年)、さらに社会人留学生やワーキングホリデー、海外大学・カレッジ進学者を加えるとゆうに10万人を超えます
余談ですが、この数字は旧帝大(北海道大・東北大・東京大・名古屋大・京都大・大阪大・九州大)と呼ばれる大学の全学部生よりも多い計算になります。
 
また、2017年5月1日現在の外国人留学生は239,287人だそうで、こちらもワーホリを入れるともっと増えます。
 

企業にアピールすべきこととは?

ワーキングホリデー、留学を不利にするかどうかは、本人の考え方次第です。
きっとあなたの魅力は「英語が話せる」とこだけじゃないはずです。
 
語学力の向上は当たり前として、留学・ワーホリに来たからこそ得た考え方や行動力、タフさやチャレンジ精神、もっとアピールできることは他にありますよ。
社会人の方はキャリアチェンジであったとしても前職で身につけたスキルや、成果をアピールするほうがよっぽど「あなた」という人物の魅力が伝わります。
 
英語で勝負をしたい!と考えている方ほど、(英語力はあたりまえとして)英語以外のスキルと強みで勝負をしてくださいね。
 

勝負するフィールドを考える

また、英語力をバリューとして発揮したい場合は、英語力を当たり前としていない業界や企業を選ぶことをおすすめします。
社員全員が英語話せて当たり前の環境よりも、話せる社員がごくわずかの環境のほうがよっぽどあなたの価値が発揮されますよ。
 
バリューが発揮できるかどうかも1つの軸として、自分の勝負するフィールドを考えていきましょうね。
 
留学・ワーキングホリデー後の就職活動や再就職に悩んだら帰国キャリアドットコムにご相談下さい!
しっかりとしたヒアリングであなたの次のキャリアを応援します。

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