Makotoさん(32歳)
大学院卒業後、設計開発型エンジニアリング会社に入社し、約5年間エンジニアとして活躍されていたMakotoさん。
前職の職場も仕事も好きだったそうですが、一度きりの人生、行かなきゃ後悔する!とカナダワーホリを決意されました。
違う分野の仕事も視野に入れつつ、やはりエンジニアとしてのキャリアを選んだMakotoさんの、新しいキャリアへの道のりをお伺いしました。
Makotoさんについて
カナダに来る前はどんなお仕事をされていましたか?
新卒入社した会社でエンジニアとして5年ほど働いていました。
ワーキングホリデーに行こうと思ったきっかけはなんですか??
中高生の頃は英語が一番苦手だったのですが、海外が身近な環境だったので漠然とした憧れはありました。
30代を目前にして自分の経験値を上げたいという思いが強くなり、何も無いところでゼロからやってみて自分を鍛えたい!と決心しました。
カナダでの生活はいかがでしたか?
最初の2か月は語学学校に通い、その後、計8種類の仕事を経験しました。飲食店以外だと、ヘアサロンのアシスタント、ハウスキーパー、クリーニング店のフロントと、いろいろ挑戦してみました。
夏場は様々なフェスティバルに行き、ミートアップなどにも積極的に参加していました。日本とカナダの文化の違いや人種差別、最近のニュースについてなど様々なことを話す機会もあり、それまでにない視点や意見が興味深かったです。
ひとりでカナダ国内やアメリカを旅行もしました。年末は友人とNYタイムズスクエアのカウントダウンにも行き、あまりの寒さに心が折れました笑
辛かったことも含め、全て良い経験で楽しかったです!
就職活動・転職活動について
帰国キャリアドットコムを利用したきっかけはなんですか?
もともと名前を聞いたことはあったのですが、帰国の時期を決めた頃に利用していたエージェントを訪れたときに、帰国キャリアドットコムさんのことと数日後開催される講演会のことを教えていただいたのがきっかけです。帰国後の就職活動に不安があったことと、その講演会も興味深く楽しかったので、まずは一度お話をさせてもらいたい!と思いました。
利用する前まで帰国後の就活についてどう感じておられましたか?
学生時代の就職活動でとても苦労したので、ブランクもあるなかで30代になってからの転職活動はさらに厳しいのではないかと不安でした。転職自体が初めてだったので何をすればいいのかもよくわからないし、就職活動や面接がかなり久しぶり、という意味でも不安でした。
今回お仕事を探すにあたってどうやってやりたい事をみつけていきましたか?
最終的には前職と似た業界で転職活動をしましたが、帰国キャリアドットコムさんに相談し始めた頃はエンジニア職に戻るかどうかも、どのようなフィールドを目指すのかも正直何も決めていませんでした。
帰国キャリアドットコムの方達との面談でいろいろな話をするなかで就活に対して前向きな気持ちが生まれたこと、カナダで今まで出会ったことのないような多くのひとと出会い自分のこれまでの人生や経歴をよりポジティブに捉えられるようになったこと、日本とカナダでの「エンジニア」という職業に対しての印象の違いを実感したことなどから、これまでの経験を生かせる仕事を目指そうという気持ちに傾いていきました。
帰国前のカナダ旅行中にたまたま、人生で初めて(前職の先輩以外の)女性エンジニアの方と出会い、沢山お話を聞かせてもらったことも大きなきっかけのひとつでした。
会社選びの軸はなんですか
正直最初は全く定まっておらず、いろんな業種も受けてみて、やっと自分の方向性が定まった感じでした。
最終的には、前職での経験が活かせるところ、グローバルな案件を扱っていること、女性が活躍できる環境という軸ができました。
就活中大変だったこと、悩んだことはありますか?またどうやって乗り越えましたか?
7年ぶりの就活だったのであまりイメージが出来ませんでしたし、限られた時間の中で面接対策やSPI対策をするのは、時間的にも精神的にも余裕がなくなりがちでした。面接前は気持ち悪くなるほど緊張し、要領の悪い自分に焦りました。そんな時は「就活が落ち着いたらコレをやろう!」とやりたいことをリストアップして楽しみを作ってみたりしていました。
また帰国キャリアドットコムのコンサルタントさんに履歴書等の添削をしていただき心強かったですし、アドバイスや「Makotoさんなら大丈夫ですよ!」と励ましていただいたことも、大きな力となりました。
気持ちが弱りかけたら、家族にこぼしたりもしました。いい迷惑だったと思います笑。
就活中、工夫されていたことはありますか?
SPI対策は忘れているものも多くてスムーズに解けずかなり焦りましたが、この機会に勉強しなおせるのは良い機会だ!とも思えたので、なるべくポジティブな方向に気持ちをもっていくようにしていました。
あとは、面接当日はものすごく緊張しますし、そこに向けて根詰めて対策をしていて気が張った状態だったので、面接終わったあとの夜や翌日は「何もしない!」と決めて、気を緩めるようにしていました。
カナダの生活で就職活動に役立ったと思えることはありましたか?
カナダで母国語の通じない環境で仕事を含め色々なことを経験したことで、その前に比べて気が強くなったと思います笑。カナダではいろいろな仕事を経験したのですが、そのぶんかなりの数の面接を受けたんです。何十回にも及ぶ英語での面接を乗り切ったし、いろいろなお客さんの対応もしてきたのだから、何とか乗り切ることはできるだろう!という気持ちがありました。
カナダの生活で就職活動のために意識していたことはありましたか?
就活のためというよりは自分の糧にするために、なるべくたくさんのことを経験しよう、とは常に思っていました。また就活を見据えて帰国直前にTOEICを受験し点数を上げることも出来ました。
何の後悔もなく「やりきった!」という気持ちで帰国できたので、自信につながったと思いますし、すぐに気持ちを切り替えることも出来ました。
内定をもらった企業に入ろうと思って決め手はなんですか?
学生時代や以前の職場で働いているときから、私なりに感じるその業界のポジティブな面とネガティブな面があったのですが、こういうものがあったらいいのに、と思っていたものを身につけていけるような基盤がこの企業にはあると感じました。
また、自分自身で以前から感じていたエンジニアとしての足りないスキルを面接でも指摘されたのですが、そのうえで「いま足りないものもしっかり身に着けて活躍するエンジニアになれるよう成長してほしいので一緒に頑張りましょう」と言っていただけたことも大きかったです。
ご自身の就活を振り返ってみていかがですか?
学生時代の就職活動は周りに比べてかなり遅れていたので苦手意識も強かったですし、就活前は、ワーホリはマイナスな印象しかないのでは?仕事なんてもう見つからないのでは?と不安が大きかったのですが、エントリーした企業の中で第一志望だった企業から内定をいただくことができ、嬉しい気持ちと、これから頑張らなくちゃ、という楽しみかつ不安な気持ちが混ざっている感じです。
帰国キャリアドットコムさんには最初の面談から丁寧なヒアリングをしていただき、ポジティブな気持ちで就活に挑むことのできたひとつのきっかけでした。とくに担当者さんには、履歴書、面接対策の添削やアドバイスなど本当にお世話になり、あのときトロントでの講演会に出席してみよう、問い合わせてみよう、と行動して本当に良かったと思います。
これから就職活動をされる方に一言!
就活はストレスもあり大変なことも多いですが、その時にしかできない貴重な経験です。こういう企業もあるんだ、という発見も面白かったです。
また、いろいろなチャンスを活かしてほしいと思います。私の場合、帰国キャリアドットコムさんに相談させていただいたことはもちろん、旅の間に出会った方といろいろなお話をさせてもらったことや、就活の最中に前職の先輩や上司の方達とお会いする機会があったり、一番身近にいる両親にも時々意見を聞いたこともプラスに働いたと感じています。
人生や社会のことをよく知る「先輩」にうまく頼りつつ、少しずつ楽しんで頑張ってください!
担当コンサルあとがき
帰国前から面談を重ね、今後どんなキャリアを描いていきたいか、どんな人生を歩みたいか、とことん自分について考えていただきました。
Makotoさんが自身の納得するキャリアを掴めたのも、帰国前からしっかりと自分自身と向き合ってきたからだと思います。
自分の過去を振り返り、見えない将来のことを考えるのは簡単では無いですが、投げ出すことなく言語化してこれたMakotoさんなら、新しいお仕事でもすぐに活躍されることでしょう!
Makotoさん、ありがとうございました!これからも応援しています!