帰国後に心配になってくるのが「すぐに転職できるかどうか」ではないでしょうか?
帰国してから転職活動を始めても、すぐに転職できずにズルズルと無職の期間が長引いてしまうのは避けたいものですよね。
そこで今回は、留学生経験者がよく聞かれる質問とその対策について説明します。
面接対策は海外にいてもできる!
空いた時間にしっかり対策をしていきましょう。
面接までに準備しておきたいこと
面接で留学経験について話すとき、質問内容に関わらず、準備しておくことがあります。具体的な質問と対策を練る前に、下記の注意事項を念頭に置いてストーリーを組み立てましょう。
あらかじめ質問内容と回答を考えておく
留学経験がある人を面接する際は、当然ながら留学についての質問がなされます。
あらかじめどのような質問がされそうで、どうやって回答するかを考えておきましょう。
ここでのポイントは「会話形式で」ということです。
留学経験に興味のある面接官なら、留学についての「会話」が始まると予想されます。
一つの質問に答えたらそれで終わりではなく、「私がこう答えたら、面接官が次に聞きたいことはなんだろう?」と思いを巡らせながら、質問内容とその回答を考えてください。
自分らしい具体的な経験談を話せるように練習をする
面接官がその場面を思い浮かべられるような具体的な経験を話せるように、練習しておきましょう。
特に簡潔に話すことに慣れているひとほど、具体的に話すには練習が必要です。
例えば、
「私は留学先でパーティに招かれました。楽しかったです」
インターン先の先輩のホームパーティに招かれました。招待客は先輩の友人ばかりで、同年代の人とたくさん会話をしました。そこで一気に会話のバリエーションを増やせました。ジェスチャーも理解できるようになりましたし、楽しく大変良い時間を過ごせました。
なら、下記の方が具体的ですね。しかし上手に話すには練習が必要です。
面接で話す内容をおおまかに決めたら自分の話を録音して聞きやすいかどうか、内容がスッと思い描けるかをチェックしましょう。
結論は自己PRか志望動機に結びつける
面接官が聞きたいのは、「留学の中でどんな経験をして、どのように考え、それをどうやって仕事に活かせるのか」です。
どんな質問に対しても、回答の締めは自己PRか志望動機になるよう調整してください。
「留学して語学を学びました」よりも「留学して語学を学びました。御社の最大の取引先である○国の言語を理解しておりますので、採用されましたら即戦力となれます。」の方が、採用したくなりますね。
回答は「○◯しました」ではなく、「◯○したので、△(自己PRか志望動機)です」で終わりましょう。
※もちろんどんな質問も自己PRに繋げればよいというわけではありません!!
いくら自己PRができたとしても、質問と回答が噛み合わないと評価もガタ落ち・・・
質問の内容をしっかり理解し、まずは質問に答えることを意識しましょう。
留学経験についてよくある質問と対策・回答例
具体的に留学経験のある方に対する、よくある質問の回答例を掲載します。もちろんこのまま使用しても他の面接希望者と被ってしまいますので、自分なりにアレンジして使用してくださいね。
質問1:留学した理由と目的はなんですか?
OK回答では、海外に行った理由が明確で、どんなスキルを身に着けたいのかが伝わる。
NG回答では海外に行くことが目的でその先の目標がわからず、ふらふらした印象をあたえる。
質問2:留学中に最も苦労したことはなんですか?それをどのように乗り越えましたか?
OK回答では、留学中に苦労した点、努力した内容、その結果がまとまっている。
NG回答では、具体的な情景や大変さが伝わらない。
質問3:語学の勉強が目的なのであれば、日本ではできなかったのですか?
質問4:留学に関して、ご家族はなんと言っていましたか?
NG回答では、家族がなぜ留学に反対しているのか、説得できなかった原因は何なのかなど、気になるネガティブ要素が多い。自己中心な印象をあたえてしまう。
質問5:留学で学んだことはなんですか?
留学に行ったのだから、語学力が向上するのは当たり前。留学をしなくても語学は学べるため、留学したからこそ身についたことを伝えることが重要。
さいごに 留学経験をじょうずにアピールして内定をゲットしよう!
今回は留学経験者だからこそ聞かれる質問をまとめてみました。
私も人事時代は留学経験者の面接を何度も行ってきましたが、似たりよったりで印象に残らないものばかりでした。だからこそ、「目的意識を持って留学をしている」+「その経験をキラキラと話せる」という人は、とても好印象でした。
あなたの留学経験は誰とも比較できないあなただけのもの。
あなただけの留学経験をじょうずにアピールして、第一希望の企業から内定をゲットしてくださいね。