「海外で身につけた英語力や経験を、カウンセラーの仕事に活かしたい」
「帰国後は、人をサポートするカウンセラーの道に進んでみたい」
外国人人口の増加に伴うニーズの高騰により、英語で対応できるカウンセラーはいまや引く手あまた。今回は、英語力を活かしてカウンセラーとして活躍するためのポイントや準備方法を分かりやすく紹介します。
「英語ができるカウンセラー」ってどんな仕事?
一口に「カウンセラー」といっても、分野はいろいろ。ここでは、その一部を紹介します。
- スクールカウンセラー
帰国子女や留学生の相談などを行います。英語力だけではなく、自身の海外経験も活かすことができます。 - 企業の産業カウンセラー
近年、「働き方改革」の実現に向けて、労働基準法、労働安全衛生法などが改正され、社員へのメンタルヘルスケアサポートが推奨されています。外国人材が多く在籍する企業では、英語を話せるカウンセラーは欠かせない存在となりつつあります。 - キャリアカウンセラー
転職活動やキャリア設計をサポート。外資系や海外を目指す人には、英語の履歴書添削や英語面接の練習などもできると重宝されます。 - 臨床心理士・公認心理師
国際クリニックや行政部署などでは英語でのカウンセリングが求められることも。
カウンセラーにとっての海外経験は、その人にしかできない強みになり得るのです。
なぜ今、英語を活かせるカウンセラーが必要とされているの?
ここ数年、日本で暮らす外国人は増えつづけています。生活の中で言葉や文化の違いに悩み、「気持ちを理解してくれる相談相手」を探している人も少なくありません。
一方で、外資系企業や海外に拠点を持つ企業では、社員の相談対応に英語が必須になりつつあります。グローバルな環境だからこそ、英語で安心して話せるカウンセラーの存在が重要です。
さらに、インターナショナルスクールや大学など教育現場でも状況は同じ。英語で相談に応じられるカウンセラーはまだまだ不足しており、そのニーズは年々高まっています。
就職を目指すなら、どんな準備をすればいい?
資格を取る
- 公認心理師や臨床心理士
- 産業カウンセラー
- キャリアコンサルタント
専門用語の英語を覚える
「career counseling」「stress management」「self-esteem」など、カウンセリング現場で使う表現を英語でも身につけておくと安心です。
海外経験を整理する
- どんな場面で英語を使って人をサポートしたか
- 異文化の中でどんな課題を乗り越えたか
これらは面接での自己PRに直結します。この他、ボランティアやインターンで、外国人留学生や国際交流団体の活動に参加するのもおすすめです。
どんな職場で活躍できる?
- 外資系企業の人事部門:英語での社員相談ができる産業カウンセラーは貴重
- インターナショナルスクール:生徒・保護者の相談に英語で対応
- 医療機関やクリニック:外国人患者への心理支援
- 人材会社・キャリア支援機関:外資系志望者の英語面接対策やキャリア相談
英語力があるだけで、働ける場所の幅が大きく広がります。
就職活動での見せ方のコツ
- 履歴書には「海外経験」「英語での支援実績」をしっかり書く
- 面接では「英語での面談対応」をシミュレーションしてみせる
- 資格と英語力の両方を強調して差別化する
まとめ
英語ができるカウンセラーは、これからますます求められる仕事です。 「海外経験」と「人の気持ちに寄り添う力」があるあなたなら、必ず強みになります。
資格取得や経験整理などやることは多いですが、一歩ずつ準備を重ねていけば大丈夫。
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