「英語スキルは高いのに、なかなか採用されない」「いつも書類審査で落とされる」と悩んでいる留学経験者の方、必見!!
高い英語スキルがあっても、それを十分にアピールしきれていないと、採用担当者の目には留まりません。
アピールできる海外での経験があるなら、それを存分に活かした履歴書を書きましょう。
採用されやすい履歴書の書き方をお伝えします!
企業が知りたいのは、語学力はもちろんですが、「海外にいた」という事実ではなく、そこで得た学びや成長、そしてそれをどのように仕事に活かしていこうと考えているのかという点です。
そこをどう伝えられるかが、採用を勝ち取る大きなポイントです。
海外経験の種類にはいくつかありますが、代表的なものとして今回は「留学」の場合の履歴書への記載方法について解説していきます。
履歴書の記載方法
留学の場合は、種類や期間によって記載箇所が異なります。
留学期間が
- 1年以上の「正規留学」は、学歴欄
- 1年未満の「短期留学」「語学留学」は、自己PR欄や備考欄
でアピールするのが一般的です。
期間、国名、学校名、専攻(またはプログラム名など)を正式名称で記載します。
具体的な経験や得られたスキルについては、自己PR欄で存分にアピールしていきましょう!
1年以上の「正規留学」の場合
- 留学期間:開始年・月から終了年・月までを記載し、和暦か西暦で統一
- 留学先の国名:正式名称で記載
例)アメリカ合衆国
- 学校名:正式名称で記載
- 専攻(またはプログラム名):正式名称で記載
例)経済学部
記載例)
2015年8月 アメリカ合衆国 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学
2019年5月 アメリカ合衆国 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業
1年未満の「短期留学」「語学留学」の場合
留学期間・国名・学校名・研修内容などを具体的に記載します。
(期間が短いため、正式な学歴や学位とは認められません。)
記載例)
2025年5月~2025年8月 オーストラリア シドニー 語学学校にて英語研修
自己PR欄の書き方
自己PR欄は、自分をアピールし、他者との差別化ができる最大の見せ場です。
自身の強みをうまく取り入れ効果的にアピールすることで、採用担当者の目に留まりやすくなり、書類選考や面接突破の近道となります。
「留学の目的」「実際に得られたスキル」「留学先での具体的なエピソード」を交えて記載しましょう!
記載例) 「観光業界」の場合
留学を通してグローバルな視野を養うとともに、観光業界で求められる語学力はもちろんのこと、異文化理解力を身につけることを目的として学びを深めました。文化背景の異なる人々と接する中で、調整力や主体性を磨きました。英語でのプレゼンテーションも経験し、実践的なコミュニケーション力が培われたと感じています。
人と文化をつなぐ観光業界で、留学を通じて得た異文化対応力を活かし、国内外のお客様一人ひとりに寄り添った丁寧な対応ができる人材を目指しています。
また、多様な価値観を理解できる強みを活かし、魅力的な観光体験の企画を積極的に行うことでも貢献していきたいと考えています。
資格欄の書き方
資格欄には、留学に関連して取得した英語資格(英検、TOEIC、TOEFL、IELTSなど)のスコアを記載します。
客観的に評価ができる資格やスコアで、自身のスキルを裏付けましょう!
しかし、TOEICのスコアなどを持っていたとしても…
- そのスコアが企業の期待値を上回っているか?
- その職種において必要なスキルなのか?
などを考慮した上で記載することが重要です。
募集要項をよく読み、各企業の求める資格やスコアを記載しましょう。
同じ英語を使う仕事でも、重視するスキルやレベルが異なります。
例)
カスタマーサポート → リスニング・スピーキングのスキルを重視
ツアーコンダクター → TOEIC700点以上が目安、英語でのコミュニケーションが必須
貿易事務 → ビジネス独特の言い回しが理解できるか、使えるかを重視
翻訳 → リーディング・ライティングのスキルを重視
販売企画 → 海外とのコミュニケーション、英語でのプレゼンテーション能力が必須
まとめ
留学で苦労して培った経験を活かせるかどうかは、そのスキルのアピールの仕方にかかっています。
事前の企業リサーチを怠らず、就職後の自分をイメージしてください。採用されることがゴールではありません。
企業が求めていることや、自身の経験から貢献できることを具体的に明記してアプローチしていくことが、採用される近道となります!
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